森山直太朗コンサートツアー2008 「諸君!?」
4月19日 神奈川県民ホール
【注意!!】 以下ライブ内容に触れています!
まずはセットリストです。
■四つの置時計
■夕暮れの代弁者
■椅子
■平凡ぶる~す
■風曜日
■遠い渚のラブソング
■スノウドロップ
■愛し君へ
■声
■花
■夏の終わり
■時の行方
■未来~風の強い午後に生まれたソネット~
■Q・O・L
■バース@デイ~ひとりぼっちの応援歌~
■君は五番目の季節
■今が人生
■諸君
アンコール
■さくら(独唱)
■生きとし生ける物へ
以下、極めて個人的な感想でぃす。
怪しい記憶でもって書いておりますので、直太朗さんの言葉は雰囲気で捉えてください。
紙飛行機が飛んだあと。
■四つの置時計
ギターが鳴って直太朗さんが歌い始めてすぐ、いいライブになりそうな予感がした。
3日目なので映像がスムーズなのは勿論、直太朗さんの声や楽器の音が場内にしっかり響いている感じ。
クリアに聴こえる。
そして直太朗さんの喉の調子がすこぶる良さそうなのだ☆
喉が開いているような、とっても伸びやかな声。
どうしよう、期待する心が膨れ上がってしまうではないか!
■夕暮れの代弁者
この曲が2曲目だと知っているから、ということを加味しても、今回は不思議と違和感が無かった。そのことにびっくり。
■椅子
みなさん待望のこの曲が加わっていました!(「坂の途中の病院」から変更)
私は、この曲は外してほしくないと思っていたわけではなく、やらないんだ、ふぅん、くらいだったのですがね。笑
でもかっこよかったー!!
なおたろさんもいいですが、こりゃ演奏がいい!
ギターの知念さんの見せ場あたりなんて盛り上がりましたね~。
■平凡ぶる~す
通常コール&レスポンスをする部分で、まさかのメンバー紹介が組み込まれておりました。
坂田さんを紹介し忘れるなおたろさん・・・。(坂田師匠ポカーン)
「忘れてました!」とすぐ気づいて紹介されてました。笑
最後だけみんなで、♪へいぼん♪ ♪ヘイヴン♪
今回、全編を通して節を変えて歌う部分がたくさんあった。
ほんと、どうしたんだろと思うくらいちょいちょい変えていて、これがまたけっこういい変化だったりしたのだ。
■風曜日
楽しかったけど、(あくまで私の個人的感覚ですが)「風曜日」の途中で少しみんなの気持ちが散漫になった気がした。
こういう空気の中での「イーーッヒィ♪」はなかなか厳しそうだ・・・とハラハラしていたら、結果一度も言わず。
そういえば「夕暮れの代弁者」の「パッパッパッパッパッパラ~ラ♪」も殆ど歌っていなかったし。
そっかそっか、と、このステージの行く先をちょっぴり案じたのであった。(余計なお世話ですか)
ところがどっこい!
その直後、例の小芝居で一気に会場が沸きました!
直太朗さんの熱演に笑い、お客さんがリラックスしていった感じ。
あの微妙な空気の中(←あくまで個人的見解)、思い切り演じた直太朗さんに拍手!
今回の主人公は「神奈川大学、略して神大(ジンダイ)」の学生でした。笑
なおたろさん、のっけから入り込んでます!スゴイ・・・!
ヒデミとの出逢いのシーン。
「うわぁ・・・すごい・・上腕・・二頭筋」
その間の持たせ方。笑
「ごめんなさい。私、彼氏がいるの。」の一言に、お客さん「えー」。(←これがヒデミへのブーイングというより、お客さんがそれぞれにボソッと呟いたような言い方でおもろかった)
もう、みんなすっかり魅せられていたのだ☆
なんだか直太朗さんがみんなの心を解してくれている気がして、笑いつつも、その可笑しさとは裏腹にじんわり感動。
■遠い渚のラブソング
「ちょうど~♪」のきれいな抜けってやつを前回聴き逃した私。
(え?)
今回はばっちり聴きました。
うーん、気持ちいいね!
「五分だけでもいいから~♪」で、左手を開いて五分を表すなおたろさんが愛らしい★
■スノウドロップ
■愛し君へ
お客さんの気持ちがぐぐっと集中。
「思い出~♪」のきれいさにうっとり・・・。
この日はですね、どの曲もほんとよく声が出ていて、もーぅ気持ちいいったらありゃしないよ!(ダレ)
曲の合間、しんとした会場に響き渡るどなたかの声。
直太朗さんのお誕生日が近いことと、おめでとう、と。
「この静寂を・・・・・笑。すごい勇気ですね」と直太朗さん。
てことで、そうです、もうすぐ32歳なんです。(お客さん拍手!)
どうして自分は歌っているんだろうと考えると、それはただただ生きてることの証なんです。
広告代理店に勤めていたかもしれないけれど、今こうして舞台の上で歌っている。
その事実を受け入れなくちゃいけないんだな、と。
あ、べつにいやなわけじゃありませんよ!笑
うん、わかる、わかるよ。
あの、言葉が追いつかない話し方に思わず手を握り締めた。
ギュッ
■声
最後の「永遠に唄うよ」が、はっきりと「永遠に唄うの」と聴こえた。
女性の立場で作った曲ってことなので、意図してなのかな?
(確か)ここで県民性アンケートのコーナー!
神奈川の方が多かったです。
ちなみにこの日はいつもより男性の方が多かったような気がしました。
後ろにいた若い男性二人組も、意外に男多いんだな、と言っているのが聞こえましたし。
あ、あと今村ちゃん(らしき方)もお見かけしました。
イエス、またはイエスだろうと思えば拍手、と説明している時に(思わず?)拍手してしまった方に、
「そこ早くね?」(指差ーし!)
あまりに早いツッコミに爆笑!!拍手した瞬間だったもん。
覚えている限りの質問。えー、拍手の量は覚えていません。・・・させん!
・どこに住んでるの?と訊かれたら、どんなに山奥に住んでいても「横浜♪」と答える
・横浜銀行を全国レベルだと勘違いしている
・たまに神戸を見下す癖がある
「同じ港町でね!なに、神戸ぇ?あんなの後乗りじゃなーい!ってね。べつに後乗りじゃないですけど。」
・横浜の男性は車好きか鉄道マニアかのどっちかだ
・横浜のライバルは千葉でも埼玉でもなく、あくまでも東京だ。(拍手多ッ!)
・・・ま、こんなもん・・・かな。と若干尻すぼみな終わり方に会場笑(ほんわか)
目下のところ存続が危ぶまれているこのコーナー。
もうやめた方がいい、などという意見がありましたらどうぞアンケートに書いてください!
ただ、何を書かれてもこれは続けます。
(ブッフォー!)
■花
この曲、初日もギターの西海さんと二人だけの演奏でしたかね?
バンドでの演奏だったような・・・。記憶違いかもしれませんが。
私はこのシンプルな方が好きだ。
直太朗さんの声がじっくり聴けて、歌詞もちゃんと入ってくる。
ここで新たな試みが!
おもむろに、茨木のり子さんの「私が一番きれいだったとき」を朗読。
間違えないよう注意している読み方なのだけれど、なんとなくリラックスした声でもあり、とても良かった。
うっすらとしか記憶に残っていなかったこの詩を、直太朗さんの声で再び知ってゆく不思議な心地よさ。
でも内容は、やはり寂寥感というか、つらいものですね。
■夏の終わり
これ、このライブで私は一番グッときました。
詩との相乗効果、大いにあり。
後ろの映像は既に観ていたので、たまにちらりと観るくらい。
背景として捉えられたし、直太朗さんの歌を引き立ててくれていたような。
というか、直太朗さんの歌声がとにかくすごかったんだな。
この曲って、直太朗さんの気持ちの入れようによってこちらに届くものが全然違う。
気持ちの入れ方なんて知りませんがね・・・!
でも、淡々と歌われるとまったく違う色になるから。
今回、直太朗さんのことをじーっと見ていたはずなのだけど、ほぼ記憶に無いくらい夢中だった。
涙が出てきたことは覚えてる。
■時の行方
■未来~風の強い午後に生まれたソネット~
■Q・O・L
「バース@デイ~」と入れ替えですね。
タオル所持率高し!
このあたりから、バンドのみなさんの自由な動きと笑顔をよく目にした。
西海さん、ちょこちょこ飛び跳ねてました^^
なおたろさんとみなさんが、どんどん打ち解けてきているんだなァ。
■バース@デイ~ひとりぼっちの応援歌~
ミッキーの手みたいな映像が無くなっていました。
なんでだろ。
著作権とか、そういう大人の事情的な?(モゴモゴ)
そのせいか揺りかごダンス人口がかなり少なかったように見受けられました。寂
なおたろさんとコーラスの山岡さんがしているので、辛うじてチラホラ・・・。
この曲あたりだったかな?直太朗さんがとってもいい笑顔を見せてくれた。
そんな一瞬でなんとも幸せな気分になってしまうのだね。しみじみ
■君は五番目の季節
■今が人生
もうこれは、今回一番汗をかいた曲。
とにかく思い切り腕を上げ、手を叩き続けた。
楽しいよー!!って少しでも伝えたくて。
本日筋肉痛であります。(弱)
■諸君
何もかもを出し切るように、振り絞るように歌う直太朗さん。
最後の「いるんだか~ら~♪」なんて、叫んでいたと言っても過言じゃないほどの熱い声だった。
迫力すら漂っているにもかかわらず、そっと背中を押してくれているようでもあり。
胸がぎゅっとなった。苦しいくらい。
本編終了。
手を繋いでお辞儀をするみなさんは笑顔なのだった。ふざけあったりしつつ。
アンコール
けっこう早く出て来てくれてびっくり。
「まさかみんながアンコールしてくれるなんて!」みたいなこと言ってました。笑
「諸君」の前に言いかけた話で、うまく言えなかったんだけど・・・と話し始めた直太朗さん。
こうして自分が歌っているところに、みんなが足を運んでくれて、時間を割いてくれることは貴重なことで、自分は本当に恵まれているのだと思っています。(心から、という感じで噛み締めるように言っていた・・・)
歌っている理由を忘れたくない、見失ってはいけない、と思いながら活動してきました。
(このへん胸も目頭も熱くなってしまい、途切れ途切れの記憶しかありません)
「もうね、
ここまで来たら他人じゃありません!!」
みんなの歓声に、「そのかわり俺も求めるよ?」とおちゃらけてたっけ☆
■さくら(独唱)
圧巻。
■生きとし生ける物へ
直太朗さんがマイクよりも前に出てくる。
「みんな聴こえる?」
お客さん:拍手~!
「3階は聴こえる?」
お客さん:拍手~!
「聴こえなぁい、って言いながら拍手してますけどね」笑
てことで、その位置で、マイクレスですべて歌い切ってくれたのです。
直太朗さんの生の声に、ギターとハーモニカの音色に、その心意気に、みんなの歌声に、もう胸がいっぱい。
歌い終えてお辞儀をする直太朗さん。長い長いお辞儀だった。
そして驚いたのは、ダブルアンコールを促す手拍子がまったく起きなかったこと。
直太朗さんが全身全霊でそこにいてくれたことを、それぞれが受け取っていた。
身も心もぽかぽかで、会場を後にしたのだった。
心の汗をかいた夜。
直太朗さんとみなさん、今宵もまた、ありがとう。